こんにちは、バクレツです。
「なんのために働いているんだろう。」
私が会社員時代にいつも思っていたことです。
会社で働いている間、
私は“使える駒”でいるためだけに生きているように感じ、毎日ストレスまみれでした。
今でこそ、
会社を辞めて1か月くらい経ち、すべてのストレスから解放され、自分の人生を歩んでいます。
ですが、会社を辞めると決心するまでは苦しいことの連続でしたし、ストレスだらけで本当に辛かったです。
今回は私のプロフィールということで、
- バクレツはいったいどんな会社員時代を送っていたのか?
- なぜ、私は会社を辞める決断をしたのか?
- どうやって決断してから行動に移したのか?
などを具体的にお話していきます。
読むだけで会社を辞めるまでの流れなども分かるようになっているので、ぜひ参考にどうぞ。
―――
【バクレツ実績】
・MARCH卒
・新卒8ヶ月で退職
・Webライターとして、実業で活躍
・退職代行のブログを立ち上げ・運用
入社直後、希望に満ち溢れていた日々
私は大学を卒業した後、民間企業に就職しました。
大学生のころからから、
自分が提供したもので誰かが幸せになってほしい
と思っていて、就活中もそれを軸に会社選びをしていました。
そうして選んだ会社だったので、入社後は絶対に、
「より多くの人に寄り添って、幸せにするぞ」と意気込んでいたわけです。
そして入社直後は同期と研修を共にし、
この仲間と切磋琢磨して頑張るんだなと期待に胸を膨らませていました。
そんな研修も早々に終わり、配属先が発表されました。
私の配属先は営業部。
営業部に配属されたのは私一人で、
研修を共にした同期が誰1人同じ部署に配属されなかったのは少し寂しかったけれど、大きな問題だとは思いませんでした。
なぜなら、
自分が提供したもので誰かが幸せになってほしい
という夢がかなえられる部署だと思っていたから。
そんな熱い想いを持っていたので、配属後は、
- 土日合わせて24時間営業について猛勉強。
- 誰よりも早く来て誰よりも遅く帰る。
- 誰よりもお客さんへの提案数(行動量)を多くする。
といった感じで、非常に無我夢中で仕事に向き合っていました。
やればやるだけ成果が目に見えて出るので本当に面白かったです。
だけど、やればやるだけどんどん違和感を持ち始めていたのです。
徐々に感じ始めた違和感
やればやるだけ成果が出て面白い
と感じていた営業でしたが、私は少しずつ方向を間違え始めていました。
入社3か月。
どんどん売り上げのノルマがあがり続け、
どんどん新しいお客さんに提案しまくっていた時のこと。
かつて契約を結んでくれたお客さんから電話がかかってきました。
「この○○って商品だけど、ここってどうなってるの?
買った後のサポートがなくて、詐欺にあった気分なんだけど。」
これを言われたとき私はこう思いました。
自分が提供したもので誰かが幸せになってほしい
と思っていたのに、ノルマの達成だけに焦点が当たって、本質を見失っていた、と。
そこから、契約をしてくれたお客さんのサポートも欠かさず行うようにしました。
すると上司から
- 営業はお金ぶんどりゲームなんだから買わせた後は放置でいいんだよ。
- 金さえ払わせりゃこっちのもんだからクレームが来ても無視しろ。
- 嘘ついても売ってもいいからノルマ達成しろ。ノルマがすべてだ。
と皆の前でこっぴどく叱られてしまいました。
たしかにお客さんのサポートを行う営業マンは誰一人いない会社でした。
それでも上司の言っていることは間違っていると思い、反論しましたが、
皮肉にもその上司は売り上げトップ。
売り上げ=人権、な会社だったので、
私の意見はだれにも受け入れられず、
上司の言うままに仕事するしか選択肢はありませんでした。
何か意見を言うと変な目で見られました。
結局、お客さんのサポートは何一つできなくなりました。
それでも会社にいる限りノルマを達成しなければいけない。
だから、
楽しそうに仕事をしている他部署の同期からのランチの誘いを断って、
高校時代の友だちから土日に遊びに誘われても断って、
大学時代の友だちに飲み会に誘われても断って、
恋人からの電話も出られないと断って、
起きている時間のすべてを仕事のために使っていました。
たとえ気晴らしをしても、頭の隅に仕事のことが佇んでいるのです。
好きなことも楽しく感じられなくなりました。
それでもノルマを達成しない限り、
「会社にいる権利も給料をもらう権利はない」と言われていたのを私は本気で信じていました。
そして達成するまでプライベートの時間を持ってはいけない、というのも。
でも、売った後にお客さんのサポートができないんだと思うと、
お金を払わせることに申し訳なくなって、どんどんノルマは達成できなくなり始めました。
入社半年後、あまりにも契約をとることができなくなってきたので、
悩んで悩んで、悩みぬいて、無視されるのを覚悟で上司に相談しに行くと、
「知らな~い。」
「自分で考えれば?」
「そんなのもわからないの?(笑)」
と嫌味を言われ続けました。
この会社に頼ることのできる人はいない、孤独だ、と感じた瞬間です。
その場では我慢したけれど、悔しくて悲しくて、トイレで涙を流しました。
自分は一生、この会社で孤独に生き続けるのか?
プライベートの時間を削る価値がある仕事なのか?
この会社にいる限り、誰かを幸せにするどころか自分が幸せになることもできないのではないか?
漠然とした不安を感じ始めました。
それでも会社を辞めようとは思いませんでした。
頑張った先には必ず希望があるはず。そう期待を抱いていたから。
これが、さらなる絶望へとつながる道とは知らずに。
毎日涙を流していた6~8か月目
何か考えると自然と涙が出てきてしまうので、
私はほとんど感情を持ないようにして仕事をするようになりました。
このころの私の一日はこんな感じです。
起きてから無言で準備し家を出て、
ずっしりと重い気持ちのまま満員電車に押しつぶされながら出勤する。
会社の誰とも会話せず昼を迎える。
昼食も食べる気力がわかずほとんど食べない。
午後も会社の誰とも会話しない。会社を出る最後の1人になって、
電気を消して退社する。
帰宅してもほとんど何も食べず、ただただ次の日に備えて寝る。
時々廊下ですれ違う同期には「元気ないけど大丈夫?」と毎回声をかけられるほど心が沈みきっていました。
心から笑うことができなくなっていました。
それでも話を聞いてくれるお客さんは居ました。
お会いする日も決まり、契約すると言ってくれている。
ようやく負のスパイラルから解放されると思いました。
でも、そのお客さんを上司に奪われてしまいました。
「おい。お前より俺のほうが売れるから、俺がその案件もらうわ。」
久々に話しかけられた言葉がそれでした。
反論する気力すらなく、上司がそのお客さんに会いに行ったところ、
契約は白紙に戻ってかえってきました。
謝ることすらされませんでした。本当に悲しかったです。
さすがに仕事に身が入らずにいると、
「どうせ契約とれてても小せえ数字だったわ(笑)」
「なに落ち込んでんの?w」
「残りのノルマがんばってね~笑」
と嘲笑われました。
こんなことを言われてもおかしいとも思わず、
自分に売る能力がないのが悪いんだ、甘えてるんだ、
と自分を追い詰め続けました。
こうして怒られたり嫌味を言われたりする日々が続くと体にも不調が出始めました。
- 体中の皮膚が真っ赤になってずっと痒い。
- 手の爪が剥がれる。
- ごはんの味を感じない。
- 熱がよく出るようになる。
- ボーっとしているだけで涙がこぼれる。
皮膚の赤みを隠すためにずっと長袖を着て、毎日マスクをつけて、それでも出社だけはして。
自分は何をやっているんだろうと思いました。
この会社にはずっと居ることはできない。そのうち辞めよう。
そう思うようになりました。
でも、
- 辞めるにしても、新卒で辞めたら今後に響くのではないか?
- 次にやりたいことを見つけてからにしよう。
- 一年以内で辞めたら親に申し訳ない。
辞めようとは思っていても、ろくに動けない自分がいました。
それでも、一回辞めようと思うと今までは普通だと思っていたことも
おかしいと気づき始めました。
たま~に話しかけられるときは、「おい、数字。ノルマ。」
話しかけたときは、「何言いたいか全然わかんないんだけど。」
大体はこのように上司に言われ、怒られまくりでした。
会社に行けば、常に怒られる。
ノルマが達成できないと、
「バクレツ、ノルマ未達成は本当だったら給料0だよ、給料泥棒だね、ずるいね」
「そんなに長い時間仕事してなんで成果出ないの?効率悪w」
「もっと努力しろよ。」
と、嫌味や悪口をこれでもかと言われました。
ほかの社員からも
「バクレツさん、暗すぎなんだよねw」
「話し方がロボットみたいでウケるww」
このようなことを言われ、私は悟りました。
「自分は会社から、人間ではなく駒としてしか見られていない。」
ということを。
会社にいることに耐えきれなくなり、自殺すらも考えました。
この時の考え方は本当に極端で、
会社を辞めるか死ぬかの2択で本気で迷っていました。
そんなとき、同じ部署の人の転職活動が部長にばれました。
そのときに部長が言った言葉が・・・。
「お前に価値なんてねーんだから転職とかしても無駄だから!!!笑
転職っていうのはキャリアアップのためにすることで、
無価値のお前が転職活動するなんて、
ク ソ お も し れ ー ん だ け ど ! ! ! 」
社内に響き渡る大声でした。
このとき私は、
辞めるより死んだ方がマシだと思いました。
- どうせ辞めても自分に価値はない。
- 辞めることができても、辞めると言ってから2週間ほど社内に居続けなければいけない。その気まずさに耐えることはできない。
- もし辞められなかったら、ずっとネタにされるだろう。
- そもそも辞めると伝えに行くことがしんどすぎて無理。
- 辞めても自分は無価値だから転職も失敗する。
- 辞めるよりも死んだ方が上司への復讐になるかもしれない。
毎日のように考えていました。
本当に末期だったと思います。
「今まで関わってくれたひとの中で誰が、私の死に涙を流してくれるだろう。」
こんなふうに考えて、みんなの顔を思い浮かべて、ボロボロ泣いていました。
早く楽になりたい。
でも、やっぱり自殺することは一番の親不孝だと思って
なんとかぎりぎりで毎日を生きていました。
確実に、その日中に、社内の誰とも話さずに辞めることができれば今すぐ辞めるのにな・・・。
そんな風に思っていた時でした。
退職代行の存在を知ったのは。
退職代行という存在を知って…
退職代行という手段があるのは正直、私の人生の転機でしかありませんでした。
- 確実に会社を辞めることができる。
- お願いした日中に辞めることができる。
- 会社の人と話すことなく辞めることができる。
こんなうたい文句につられて、
退職代行に非常に興味を持ってしまったのです。
最初は
「本当に辞められるのかな…」
「辞められなかったら余計気まずいよな…」
「第一、退職代行を使うなんて甘えなんじゃないか・・・」
とは思いました。
しかし、自分には選択肢がありませんでした。
他に辞め方が見つからなかったのです。
普通に上司に言いに行く気力すらなかったので。
その理由から、
「今すぐ辞められるなら使ってみようかな。」
「信じない限り辞めることはできないし。」
「まあ、これで退職できなかったら、最悪バックレてしまおう・・」
このように思って、実際に利用してみようと思いました。
早速利用してみると
本当に、上司と話すことなく即日で退職することができました。
辞められるとわかったとき、最初は、
「実感がなさすぎる…けど、ようやく解放された!!!」
と思い本当に嬉しかったですね。
おもわず家の中で踊りまくりました。笑
もともと自分は有料サービスを使うのは嫌でした。
他人に有料で頼めても、自分が無料でできることは、
ちょっと無理してでも自分でやっちゃうタイプです。
節約のために1駅分なら電車を使わずに歩くほどです。
そんな私でも、退職代行にはお金をかける価値があると思いました。
そして、少しのお金と勇気で簡単に会社を辞めることができてしまいました。
会社から解放されて楽しい毎日
仕事を辞めたことで、明らかに人生が変わりました。
- 自分の好きなことを心から楽しめるようになる
- 嫌な人と関わらなくてよくなる
- 毎日体調がよく、健康に過ごせる
- 自分のやりたいことは何か、など考え事をゆっくりできるようになる
- 大切なひと(友人、恋人、親)と過ごす時間ができる
- 会社を辞めただけで「かっこいい!」と褒められる
- 自分の行うことに対して、誰からも指図されないし文句も言われない
- プライベートが確保できる
挙げればキリはないのですが、ほんとうに幸せな毎日です。
とにかく肉体、精神、人間関係など、
「すべてが自由で健康」
になりました。
人前で嫌味を言われることも、怒られることもないし、やりたいことをやりたいようにできるし、本当に最高の人生が手に入りました。
自分が悪いんだ…と毎日自分を追い詰めていた以前の自分とは大違いです。
正直、もしも会社を辞めてなかったらと思うとゾッとします。
もし普通に会社に居続けていたら、
毎日嫌味を言い続けられて、好きなこともなく、心を失い、
仕事のためだけに生活をしつづける人間になっていたかもしれません。
このように考えると、最初は本当に辞められるか不安だし、代行を使うなんて甘えだ!なんて思っていましたが、退職代行を利用して本当に良かったです。
これまで会社で絶望だらけだった私が、希望を持てるようになりました。
毎日毎日
「明日の朝が来なければいい…」
「なんのために生きているんだ…」
なんて思っていた私が、
まさか
「やりたいことが多すぎて時間が足りない!」
「生きていて毎日楽しい!」
なんて思えるような日がくるなんて、夢にも思いませんでした。
退職代行を使って会社から解放されて、本当によかったと思っています。
さいごに
今私は、会社勤めはせずに、在宅で仕事をしています。
収入は以前より少しだけ減りましたが、
肉体、精神、人間関係が自由で健康なのでとても幸せです。
ここまで読んでくれたあなたなら分かるかと思いますが、私はたくさん苦しい思いをしてきました。
もしかしたらあなたも、今会社に行くことが苦しいかもしれません。
そんなあなたに私自身の経験から言えることは、
仕事で人生が辛くなるくらいなら、迷わず辞めていいんだよ
ということです。
辛い思いをしているあなたは、いつも、どんなことも真剣に考えるから心が疲れてしまう。
皆よりも真面目だから、皆よりも負担が大きい。
適度に休ませてあげられたらいいけど、頑張り屋さんだからいつも無理しているんだね。
そんなに抱え込まなくていいんだよ。
私は見捨てたりなんてしないから。いつでもここで待ってるから。
だから、少しだけ休もうよ。
私はぶっちゃけ、とにかく会社から解放されたい・・・
という思いだけで後先まったく考えずに退職代行を使いましたが、
いざ会社を辞めると、今まで気づかなかったたくさんの可能性に触れることができ、
人生が変わっていました。
ぜひ、私の経験を参考にしていただけたらと思います。
そして今、かつての私のように、
- 会社にいることが辛いけど退職代行を使う決断ができない
- そもそも、どの退職代行を使えばいいかわからない
- 辞めた先が不安だから一歩踏み出せない…
という人は多いと思っています。
なので、ほんとうに辛い思いをしている方たちを助けたい。
自分が提供したもので誰かが幸せになってほしい。
辛い思いをしている方たちが正しい情報につながれるように…
ということで私はこのブログを立ち上げ、運営しています。
退職代行を実際に使った私だからわかる体験談や業者の選び方などを、どこよりも詳しく発信していますので、ぜひほかの記事を参考にみていただければと思います。
(現在は記事作成中のため、こちらの退職代行SARABAを利用した体験談をご覧ください。)
読んでくれてありがとうございました。
ではまた^_^
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